後立山南部(長野) 爺ヶ岳(2669.9m) 2018年6月23日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 3:09 柏原新道登山口−−5:32 種池山荘−−6:01 爺ヶ岳南峰−−6:15 爺ヶ岳中峰 7:23−−7:37 爺ヶ岳南峰−−8:02 種池山荘−−9:14 柏原新道登山口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2018年6月23日 日帰り
天候晴後曇
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口前に駐車場あり(6,7台)。橋を渡った対岸の駐車場は今年は利用可能
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無数か所で急な雪渓の横断ありだが前回から2週間経過しピッケル無しでも問題なく通過可能な状況になっていた
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント昼頃から北アは広範囲で雨の予報で短時間で往復可能な爺ヶ岳とした。前回から2週間経過したが雪は残るもののかなり減ってピッケル、アイゼンは不要な状況だった。前回は病み上がり直後で体力的に100$\%の状態ではなかったので、今回は登りで前回よりも1時間近く短縮できた。今回も雷鳥に遭遇できてラッキー。曇っていたが展望は非常によく南ア深南部池口岳まで見通せた




天候が崩れる予報のため3時に出発 稜線が赤く焼けてきた
種池山荘直下の雪は大幅に減少 針ノ木岳
2週間前より大幅に雪が減少 雪は締まっていたがピッケル無しでも安心して通過
森林限界直上も夏道が出だした 水たまりが凍っていた
種池山荘前の雪も大幅減少 爺ヶ岳に向かう
お花畑はまだ雪が残っている 先週はガスっていたが今は高曇り
今年初めてのチングルマ 爺ヶ岳南峰山頂
爺ヶ岳南峰から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳南峰から見た北〜東〜南の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳南峰から見た鹿島槍ヶ岳
爺ヶ岳中峰に向かう 鹿島槍日帰りハイカー
爺ヶ岳中峰山頂
爺ヶ岳中峰から見た南〜西〜北の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た北〜東〜南の展望(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た立山、剣岳
爺ヶ岳中峰から見た北信の山々
爺ヶ岳中峰から見た槍穂
爺ヶ岳中峰から見た常念山脈
爺ヶ岳中峰から見た爺ヶ岳南峰
爺ヶ岳中峰から見た硫黄尾根
爺ヶ岳中峰から見た八ヶ岳
爺ヶ岳中峰から見た南アルプス(クリックで拡大)
爺ヶ岳中峰から見た薬師岳 爺ヶ岳中峰から見た白沢天狗尾根
爺ヶ岳中峰から見た種池山荘 爺ヶ岳中峰から見た冷池山荘
爺ヶ岳中峰から見た富士山 爺ヶ岳中峰直下で出会った雷鳥。少々逃げ腰
キバナシャクナゲは咲き始め コマクサはまだ開花前
南峰からの下りでまたもや雷鳥 砂浴び中。1mくらい接近しても逃げなかった
シラネアオイはまだ咲いていた イワカガミもまだいっぱい

天気が悪いせいか扇沢はガラガラ 針ノ木雪渓下部に4人見えた
対岸の駐車場はスカスカ 登山口前の駐車場は満杯


・週末の天気予報は南岸の梅雨前線の影響で悪く、土曜日はお昼くらいから雨の予報。午前の早い段階ではまだ降らないようなので短時間で往復可能な山ということでまたもや爺ヶ岳へ。できるだけ早い時刻に出発すべく3時過ぎに出発。病み上がり直後で体力の回復が不十分だった前回は山頂まで4時間弱かかったし結構疲れたが、今回はどれくらいで登れるだろうか。
・もう種池山荘は営業を開始しているし、前日の金曜日は好天だったこともあり柏原真道入口の駐車場は2週間前と違って駐車している車が数台あった。
・2週間前は雪渓横断でピッケルが欲しい状況だったが、この時期の2週間はかなり雪解けが進んでいるはず。ピッケルを持っていくか悩んだが持っていくことにした。前回の経験からアイゼンは不要だろうと思ったが念のため軽アイゼンを持った。
・夜中までは満天の星空だったが早朝は星が薄っすら見えているくらいで薄雲がかかり始めたようだ。さて、下山まで天候が持つか? 念のため傘を持った。
・気温は登山口で10℃。全く汗をかかないわけではないが、扇で扇げば快適な気温。
・樹林の隙間からは徐々に赤くなっていく針ノ木岳が。やがて朝日に輝くようになり、水平線付近は晴れていることが分かった。しかし上空には既に雲がかかり始めている。
・先週は雪が残っていた石畳手前はすっかり無雪に。雪渓横断は3か所ほどあったが無雪期はガレた谷の区間だけが大きめの雪渓だったが2週間前より大幅に縮小し2分割に。雪切は2週間前より大幅に幅が広くなりかなり安心して歩けるようになりアイゼン、ピッケルの出番は無かった。ただし朝は気温が下がって雪が締まり滑りやすかった。下りでは気温が上がって雪が緩んで滑らくなくなっていた。この先で鹿島槍日帰り往復と見られる青年に追い越された。
・2週間前はルートがわかりにくかった小屋直下森林限界下の区間は夏道が出ていた。この場所も来週にはすっかり雪が消えて小屋前まで夏道が歩けるようになるだろう。
・種池山荘から爺ヶ岳南峰へ向かう登山道の出だしはまだ雪に覆われていた。でも2週間前には無かった雪の上にルートを示すロープが流してあった。今日はガスも無く立山劔が大きく見えていたし、南アルプスはかなり霞んでいたものの見えていた。
・夏道に乗ると高山植物が咲き始めていた。チングルマは今年初、キバナシャクナゲも咲き始めていた。
・残念ながら爺ヶ岳南峰の登りでは雷鳥には会えなかったが、下山開始直後の中峰直下と南峰からの下りで会うことができた。これで3週連続で雷鳥を目撃。これまでにない頻度だ。
・爺ヶ岳南峰に立ち写真を撮影して中峰へ。中峰との鞍部ではコマクサが生えていたがまだ花は付けていなかった。
・私が中峰山頂に立つのと入れ替わりで私を追い越した青年が鹿島槍方面へと向かっていった。
・今週は中峰からの大展望を楽しむ。槍穂もきれいに見えていたが、そのすぐ右下に硫黄尾根が見えてた。南アは徐々に霞みが取れてきて池口岳もはっきり見えるようになった。新潟方面は苗場山が最も遠かった。
・冷池山荘のテント場には2張のテントが見えた。赤岩尾根のトラバース箇所はまだ雪があるだろうなぁ。
・中峰山頂でしばし休憩したが登ってくる人は皆無だった。数人が鹿島槍方面から種池山荘方面へ歩いていったが誰もここへ立ち寄らなかった。
・徐々に上空の雲の量が増えてきて、最初は暖かい日差しが差し込んでいたがすっかり陰ってしまった。ただし太陽の輪郭が見える程度でまだ雨が降る気配はない。日差しが無いので下山時は気温が上がらず大汗をかかなくて済みそうだ。
・中峰からの下山開始直後、登山道脇にライチョウを発見。こいつはちょっと逃げ腰気味でこのまま登山道を進むとさらに接近して雷鳥を驚かせてしまうため、ハイマツとガレガレの斜面を迂回した。それでも雷鳥はお尻を見せて急いで去っていった。いじめないのに・・・・。
・帰りに南峰に立ち寄ると1名の男性が休憩中。僅かな時間差で私が先行して下っていくと道端でライチョウが砂浴び中。後から追いついた男性が1m位まで近づいても逃げない。よくもまあここまで人間を信用するなぁ。手掴みできそうだった。
・柏原新道を下山。直後はすれ違う登山者が10人くらいいたが、途中からはほぼ無人に。時期の影響というより天候の影響だろう。2週間前は下山時も足の疲労が目立ったが今回は快調。先週の常念岳が効いているのだろう。その代わり、先週は下山後2日間くらいは筋肉痛と足の疲労がひどかったが。今週は筋肉痛は無し。
・登山口前の駐車場は今週は満杯。対岸の駐車場はまだまだガラガラだった。でもハイシーズンの好天の週末になれば満杯だろうな。

 

山域別2000m峰リスト

 

ホームページトップ